── 質問
◆9番(阿部浩章議員) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問させていただきます。
さて、古今東西において、人の営みには常にごみが生じ、環境衛生面で大きな社会問題でありました。今日よく言われておりますごみのリデュース、リユース、リサイクルを通した循環型社会の構築は、持続可能な社会を目指す上で、私も喫緊の課題と認識しております。この循環型社会を考える場合、多くの人から、かつての江戸のまちづくりを持続可能な社会のモデルとして評価されております。
平成20年、国の環境白書の循環型社会の歴史によりますと、近世ヨーロッパの都市ではし尿処理の有効な手段が取れず、町なかが不衛生であるため、ペストやコレラといった伝染病が猛威を振るいました。
一方、日本では病原体の媒介となり得るし尿等が放置されず、有効活用され、伝染病等が比較的少ない状況でした。これは、江戸ではし尿や生ごみといった有機物が農村で肥料として土地に返り、都市に残らなかったことに起因するとのことであります。具体的には、江戸住民の食料確保を図るため、田畑の土づくりや野菜栽培において、都市から出るし尿や灰などが資源として有効に活用され、金銭や野菜の取引など、有価で農家に取引され、循環が成立しました。例えば江戸近郊の農家は、し尿確保として、武家屋敷、長屋ごとに契約を結び、金銭、現物交換でし尿くみ取りの権利を得るとともに、その取引を仕切る仲買組織も現れるようになりました。あわせて、炊事のたびにまきが使われるため、大量の灰も肥料として有効活用され、家庭では灰を捨てずにためて、灰買い人が回収して有効活用されていました。
また、江戸には1,000にも及ぶ組織がリサイクル等のなりわいにより働いていました。…
── 答弁
◎齋藤正美市長 阿部浩章議員の御質問にお答えいたします。
持続可能な社会を目指すごみの減量化と資源循環の推進についてお答えいたします。初めに、ごみ分別の現状と課題についてでありますが、可燃性ごみや資源ごみ等の各分別量の概算内訳及び概算回収経費につきましては、昨年度に家庭から排出されたごみの量は、可燃性ごみが約2万7,700トン、有害ごみを含む燃やせないごみが約940トン、粗大ごみが約230トン、資源物が約4,200トンとなっております。資源物の内訳としましては、紙類が約1,910トン、金属類が約560トン、瓶類が約910トン、ペットボトルが約440トン、布類が約360トン、その他が約20トンで、概算回収経費は6億5,200万円となっております。
資源ごみの回収後の各リサイクル状況につきましては、各資源物を資源化業者に引き渡し、加工、再生の上、紙類は新聞紙や菓子類の箱、トイレットペーパー等に、そして金属類は自動車部品や建築用材等に、瓶類は道路舗装材等に、ペットボトルは作業服や文房具等に再利用されております。
なお、資源化できない可燃残渣は焼却処理を、不燃残渣は埋立て処理をしております。
◎五十嵐秀彦市民生活部長 私から、生ごみ減量対策の現状と課題についてでありますが、焼却ごみのうち、生ごみの調査方法及び生ごみの概数、割合の状況につきましては、ごみ焼却施設である石巻広域クリーンセンターを管理する石巻地区広域行政事務組合において、毎月搬入された燃やせるごみを無作為に抽出し、組成調査を実施しており、昨年度の燃やせるごみのうち、野菜くずや食材残渣などの厨芥類の割合は18.2%となっております。また、本市から排出された厨芥類の推定量につきましては約7,200トンとなっております。
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